厚生労働省 造血幹細胞移植医療体制整備事業
造血幹細胞移植推進地域拠点病院
広島大学病院
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小児科

広島大学病院小児科では、白血病などの血液腫瘍、再生不良性貧血などの血液疾患、先天性好中球減少症などの免疫不全症、神経芽腫などの固形腫瘍に対して造血細胞移植を年間10~20例ほど行っています。特に先天性好中球減少症や慢性肉芽腫症などの好中球疾患に対する移植実績は全国トップクラスであり、全国からの紹介患者を受け入れています。また難治性白血病についてはHLA半合致ハプロ移植を含めた先進的な造血細胞移植を積極的に行っています。

児血液腫瘍専門医8名を中心に、他科医師、看護師、薬剤師、リハビリ、栄養士、保育士、心理士、チャイルドライフスペシャリスト、相談員、学校の先生など多くのスタッフと協力して治療にあたっています。長期の入院の中でなるべく通常の生活が送れるようサポートしており、特に教育については院内学級や原籍校と連絡を密に取りながら情報通信技術を使って学習の空白が最小限となるよう支援しています。また原疾患の完治を目的に移植は行われますが、今後何十年も生きていく小児にとってはさまざまな移植後晩期合併症の問題はより重要と考えており、その軽減、早期発見、フォローに注力しています。

広島大学病院は中国四国地区唯一の小児がん拠点病院であり、地域の小児がん診療病院と連携をとりながら、小児血液・がん患者にとって最良の治療を受けられるよう今後も努力を続けていきます。